« ムーミンの日 (今日のテーマ) | トップページ | しっとり梅雨入り 近畿など »

陸上:リーボック・グランプリ ジャマイカの新星ボルト、9秒72世界新--男子百

◇ゲイ2位

陸上のリーボック・グランプリ(GP)は5月31日、当地で行われ、男子百メートルでウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒72の世界新記録で優勝した。21歳のボルトは、5月に世界歴代2位の9秒76をマークしたのに続き、昨年9月にアサファ・パウエル(ジャマイカ)が出した従来の世界記録9秒74を0秒02更新した。

 ボルトは04年、二百メートルで19秒93のジュニア世界記録を樹立。昨年に大阪で行われた世界選手権の二百メートルでも銀メダルを獲得した。百メートルに出場したこの日は、追い風1・7メートルと好条件の下、50メートル付近から抜け出して、そのまま逃げ切った。昨年の世界選手権で百、二百メートルの2冠に輝いた優勝候補のタイソン・ゲイ(米国)は9秒85で2位に終わった。

テープを切る瞬間、ボルトは大空に羽ばたく鳥のように両手を横に広げた。「北京五輪の前哨戦」と注目されたゲイ(米国)との一騎打ちに完勝したばかりか、9秒72の世界記録を樹立。雨上がりのニューヨークで人類最速の男となったジャマイカのボルトは「いい走りができたので、世界記録を作ったことに驚きはない」と言い放った。

追い風1・7メートルは好条件だったが、一方、雨で予定より1時間半近く遅れてのスタートと精神的には酷なレース。しかもフライングでスタートがやり直しになったが、ボルトは「集中することだけを心掛けた」という。「僕よりストライドがかなり大きい」と昨年の世界選手権百メートルの覇者、ゲイが評した196センチの長身を生かしたダイナミックな走りで、50メートル付近から抜け出す。ゲイも続いたが、その差を最後まで詰められなかった。ボルトは「彼は調子がよくなかったみたいだね」と完全に王者をのんでいた。

ボルトは伸び盛りの21歳。5月3日に9秒76の世界歴代2位の記録を出したばかりで、1カ月とたたないうちに、今度は同じジャマイカのアサファ・パウエルが樹立した9秒74の世界記録を破った。「世界記録は自分のものになった。次は記録を塗り替えることよりも、オリンピックで金メダルを取ることが最大の目標」とボルト。無限の可能性を秘めるジャマイカの新星が、北京五輪の優勝候補筆頭に名乗りを上げた。(毎日新聞6月2日付朝刊より転載、編集)

|

« ムーミンの日 (今日のテーマ) | トップページ | しっとり梅雨入り 近畿など »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ムーミンの日 (今日のテーマ) | トップページ | しっとり梅雨入り 近畿など »