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鉄道トラブル:近鉄運休、ラッシュ直撃 11万5000人に影響--架線異常

 今月3日夕から夜にかけて、近鉄奈良線と大阪線で、最大3時間近く電車の運行が止まり、ダイヤが大幅に乱れた。架線の異常が原因。両線で上下179本が運休、155本が遅れ、約11万5000人(見込み数)に影響が出た。帰宅ラッシュと重なったことから、大阪市中央区の近鉄難波駅には大勢の利用者があふれ、「タクシー代を負担しろ」などと憤る声が聞かれた。

 近鉄によると、午後5時50分ごろ、近鉄難波駅構内で、架線が約20センチ垂れ下がっているのを駅員が見つけた。さらに、架線部分を通過した3電車のパンタグラフの一部破損を確認。架線への送電を止めるなど、点検のため、午後6時ごろから奈良線全線(近鉄難波-近鉄奈良)と大阪線の一部区間(上本町-名張)で順次運転を見合わせた。完全復旧は午後8時50分。架線異常の原因は不明だという。

 この影響で、奈良方面に向かう快速急行と準急が、鶴橋-今里間、今里-布施間の線路上でそれぞれ停車。約1時間、乗客が車内に閉じ込められた。体調不良を訴えた乗客はいなかったという。

 

 近鉄難波駅で身動きが取れなくなった大阪府八尾市の30代会社員男性は「どうやって帰ればいいのか。タクシー代は近鉄が負担してくれるのか」と憤った。奈良県生駒市に住む30代の会社員男性は「困るけど、なるようにしかならない」と話した。(「毎日jp」2008年7月4日付記事より転載)

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