どうして今月は選挙が多いの?
◆どうして今月は選挙が多いの?
◇大合併経て初の任期満了 「駆け込み」影響、ミニ統一選に
Q この間も千葉県で知事選があったけど、今月は選挙が多い気がするなあ。気のせいかな?
A 気のせいではないですよ。総務省によると、今年1年間、都道府県と市区町村で847件の首長や議員が任期満了を迎えますが、そのうち約4分の1の195が4月に集中しています。毎日新聞の調べでは、市長選に限っても、5日に2市、12日に35市、19日に28市、26日に14市で実施されます。
Q ずいぶん集中しているね。何でこんなに多いのかな?
A 市区町村の全国地図を塗り替えた「平成の大合併」が影響しています。今回、選挙を実施する自治体の大半は平成の大合併で誕生しました。
Q 市町村合併と選挙ってどういう関係があるの?
A 4年前の2005年3月末は旧合併特例法の期限でした。合併した市町村には、国が後で7割を支援する「合併特例債」を発行できるメリットがあり、多くの市町村が駆け込み的に合併に踏み切りました。誕生した自治体は50日以内に首長選を行う必要がありましたが、5月上旬はゴールデンウイークでもあり、最初の首長選は4月中・下旬に集中しました。議員選をした自治体も多く、4年後の今年はこれらの首長・議員が迎える最初の任期満了なのです。
Q だからこんなに選挙が多いんだ。でも、4月に市区町村の選挙が集中するのって、昔から「統一地方選」というのがあったと思うけど。
A 第1回は1947(昭和22)年で、4年ごとに、その年の3月1日から5月31日までに任期満了を迎えたり辞職などで選挙が必要となった首長・議員選の期日を、特例法でまとめたのが統一地方選です。選挙への関心を高め、経費を節減することなどが目的ですが、首長の死亡・辞任や議会の解散などで、前回2007年の統一率は29・78%と初めて3割を下回りました。
Q 今年はまるで「ミニ統一選」だね。
A 実は来年の4月も今年と同じくらい首長・議員選が集中しています。旧特例法が1年間の経過措置を認めたため、2006年3月末にも合併が集中したからです。統一地方選の存在が薄れる中で、今後のあり方が議論となる可能性もあります。
(毎日新聞2009年4月3日付朝刊「質問なるほドリ」より転載)


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