2016年五輪開催地はどうやって決まるの?

 ◆2016年五輪開催地はどうやって決まるの?

 ◇現地調査の後、10月に投票 候補地、最後までアピール合戦

 Q 東京都が立候補している2016年夏季五輪の開催地はどう決まるの?

 A 今年10月2日にデンマークのコペンハーゲンで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で、投票によって決まります。現在、IOC委員は107人。立候補都市の国の所属委員を除く委員による無記名投票をして、過半数を獲得する都市が出るまで投票を繰り返します。

 Q 東京のほかにはどこが立候補しているの?

 A 昨年1月に東京、シカゴ(米国)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ドーハ(カタール)、プラハ(チェコ)、バクー(アゼルバイジャン)の7都市が開催計画をIOCに提出。同年6月に東京、シカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4都市が1次選考を通過しました。

 Q なぜそんなに多くの都市が五輪を開きたがるのかな?

 A 1976年のモントリオール夏季五輪が赤字を出した後、1984年夏季五輪候補都市はロサンゼルス1都市だけでした。ところが、「史上初の民営五輪」となったロス大会は約2億2200万ドルの黒字が残りました。ロス大会はその後の五輪運営のモデルになり、IOCからのテレビ放映権料収入の分配も含めて五輪運営費が赤字になることはほぼなくなりました。

 Q 今回はどこの都市に決まりそうなの?

 A 投票直前まで予断を許さない状況です。確かに東京はインフラ(社会基盤)などで高い評価を受けていますが、オバマ米大統領の地元でその存在が大きいシカゴ、南米初の五輪開催を訴えるリオデジャネイロ、質の高い計画と地元の高い支持があるマドリードも侮れません。

 Q 今後の招致レースのポイントは?

 A IOCの評価委員会が4都市を現地調査し、開催都市を選ぶうえで重要な資料となる報告書を作成します。調査は今月上旬のシカゴに始まり、東京は同16日から。次いでリオデジャネイロ、マドリードの順で行われます。さらに今年6月にIOC本部のあるスイス・ローザンヌで行われる4都市による招致説明会、同10月のIOC総会の場で、IOC委員のハートをつかむアピールができるかも重要です。(毎日新聞2009年4月15日付朝刊「質問なるほドリ」より転載)

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。