桜の開花日ってどう予想するの?
◆桜の開花日ってどう予想するの?
◇過去データから計算式 昨秋以降の気温で算出
Q 気象庁が桜の開花予想を発表したけど、どうやって予想するの?
A ソメイヨシノの過去の開花日と気温のデータから計算式を作り、昨秋からの気温の経過と気温予報を当てはめて開花日を算出します。発表は4月まで複数回に及びます。東京の過去5年(2004~2008年)の予想開花日と実際の開花日の誤差は1~5日ですが、2005年には発表するごとに誤差が大きくなったため、気象庁は翌年から、最新のデータを加えた精密な計算式に更新しました。今年以降は毎年計算式を更新する予定です。
Q 民間の気象会社なども開花予想しているけど、予想日が異なるのはどうして?
A 確かに、財団法人・日本気象協会は4日に▽東京3月21日▽名古屋3月19日▽大阪3月22日▽福岡3月16日と発表しました。民間気象会社のウェザーニューズは2日に▽東京3月22日▽名古屋3月23日▽大阪3月24日▽福岡3月19日と予想しています。これに対し、気象庁の発表は▽東京3月25日▽名古屋3月22日▽大阪3月28日▽福岡3月17日です。少しずつ違うのは、一部に予想ポイントが若干違う場所もあるのですが、基本的には計算式がそれぞれ異なるからです。例えばウェザーニューズは気象状況の予測に加え、毎年1万人前後の会員によるつぼみの観察情報などを加味して予想日をはじき出しています。
Q ところで、桜はどうやって花を咲かせるの?
A 桜は、前年の夏ごろに、翌春咲く花のもととなる「花芽(かが)」をつくり休眠に入ります。花芽は冬季に一定期間、5度前後の低温にさらされると眠りから覚めます。これを「休眠打破」と言います。その後、気温の上昇に伴いつぼみがふくらんで開花します。冬季に十分気温が下がらないと、開花は遅れがちになります。また、休眠打破した後は、気温が高いほど開花が早まります。
Q どのくらい咲いたら開花宣言なの?
A 気象台や測候所ごとに標本木を決めていて、東京では靖国神社の境内に標本木が1本あります。その木で5~6輪の花が開けば「開花」となります。花芽の80%以上が咲くと「満開」で、開花からは約1週間後です。待ち遠しいですね。
(毎日新聞2009年3月5日付朝刊記事「質問なるほドリ」より)


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