食品の「○○期限」、どう違うの?
◆食品の「○○期限」、どう違うの?
◇販売期限は業者が設定 「おいしく安全」を目安に
Q 最近、近所のコンビニで期限切れ間近のおにぎりが値引きされてるんだ。
A コンビニ業界では販売期限が迫った弁当などを加盟店が値引きして売るのを本部が認めないことがありましたが、公正取引委員会が独占禁止法違反だとして、今年6月に最大手のセブン-イレブン・ジャパンに違反をやめるよう命じました。以来少しずつ販売期限の迫った食品を値引きする店が出ています。
Q 賞味期限じゃないの?
A 違います。賞味期限と消費期限はJAS(日本農林規格)法、食品衛生法に基づき、国が義務づける表示です。販売期限は店頭に並べておける期限のことで、各業者が自主的に決めています。例えばセブンでは弁当、総菜などは消費期限の2時間前を販売期限とし、ローソンでは1時間前に設定している食品もあるそうです。
Q 期限だらけでこんがらがる。どう違うのかな。
A 賞味期限はおいしく食べられる目安で、過ぎると味が変わってしまう可能性があります。消費期限は安全に食べられる期限で、過ぎると腐敗が起き始める可能性があり、気をつけた方がいいでしょう。どちらを表示するかは食品の傷む速度で異なり、弁当など早いものには消費期限が付けられています。
Q じゃあ販売期限は何のためにあるの?
A セブンの広報担当によると、客が店頭で買ってすぐ食べるわけではないので、時間の経過を考慮し、おいしく安全に食べられるように設けているそうです。でも消費期限はまだなのに、販売期限が切れたからといって、食品を大量に捨てるのは、もったいないですね。
Q 消費期限って時間まで書いたものもあるよね。
A 法律で定めているのは年月日までですが、弁当には厚生労働省の規範に「調理時間まで記載することが望ましい」とあり、時間まで書くことが多いようです。そもそも日本では戦後製造年月日の表示が義務付けられましたが、期限表示が世界規格となり、1997年から期限を記すようになりました。一昔前までは自分の舌で食べられるかどうかを判断したものです。期限を過剰に気にせず、捨てる食品を少しでも減らしたいですね。(毎日新聞2009年7月3日付朝刊「質問なるほドリ」より転載)


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